2007年2月6日火曜日

気持ち良い操作感の実現

 使いやすいインターフェイスの定義はおそらく、気持ち良い操作感を持ったインターフェイスであろう。実際、何が気持ち良いのかわからない。ほとんどの場合が感覚が良いことであろう。たとえばカーソルの動き方であったり、[TAB]キーの有効性であったりします。

 われわれの身近なものでも、そういった動きを組み込んでいるソフトウェアもある。たとえば、Excelのような表計算ソフトである。それらのソフトにおけるカーソルの動きを人は知らず知らずのうちに学習している。セルの幅にも寄るが、よくカーソルだけを見てみると、複雑怪奇な動きをしているのがわかると思う。しかし、表計算ソフトだと思って、スクロールをするとカーソルの動きがそれほど変に思わない。それが自然であるとまで思う。人間というのは不思議で、ある部分だけとって見るととても気持ち悪く思うが、全体を通して見ることで、不思議だということを意識しなくなる。

 携帯電話上で、なるべく多くの人に違和感無く使っていただくために、気持ち良い操作感の実現を目指しております。

ゆーぼんでした。

2007年2月4日日曜日

エミュレータ

 携帯電話に代表される電子機器のエミュレータは必ずと言ってよいほど貧弱である。ソフトウェアの表面的な動作だけではなく、ハードウェアの詳細な癖まで本当の意味でエミュレートしてくれるものはないであろうか。コンシュマーゲーム機における開発であっても、初期の段階にはエミュレータが採用されている。コンシュマーゲーム機ならば作る対象が1つのデバイスに限られているので、まだましなのかもしれない。

 それに比べて携帯電話のエミュレータはなかなかきつい物がある。例えば通信速度、フレームの更新の早さ、スレッドの処理、ほとんどの処理が機種依存である。携帯電話の種類の豊富さからいくと、血のにじむような速度調整が必要になる。ただし、最近の携帯電話であればある程度のフレームレートがでるようにはなったので、いくつかましにはなったが・・・。それでも、バックライトをつけるシステム周りの命令だとかは、まだ統一されていないものが多い。こういったところが、開発の妨げとなっているのではないかと思う。せめて、もう少し統一してほしい。

ステルスデザイン

 GUIをデザインするときに心がけているのは、なんと言ってもステルスデザインです。初めて聞く人も多いかもしれませんが、ステルスデザインというのは、そもそも戦闘機や軍艦が敵艦のレーダーから見つかりにくくするための技術のことをいいます。
 軍艦は敵艦から見つからないように、レーダーが干渉しやすい「丸み」を帯びたデザインを採用しているものが多いようです。
 建築の世界にも良く取り入れられています。昔やっていたテレビ番組の劇的ビフォーアフターなんちゃらで出てくるような少し狭い家を、空間をうまく使い広く見せる。そういったのも、ステルスデザインの一例だと思います。
 ステルスデザインをGUIのデザインに取り込むときは先ほど出てきた「丸み」がポイントです。角もあまり角張らせない。そうすることによって、人が安心するデザインになるというものです。言い換えるとトゲトゲしいのが無くなります。
 共通するのは、レーダーも人の視線も、光線のようなものであるということです。まるっきりいっしょだなんて、とんでもないことは言いませんが、同じような性質があるのかもしれませんね。
 まぁ、今回のアプリは、ビジネス用アプリなのであまり優しさを持たせるのは、御法度かもしれませんがね。
以上、ゆーぼんでした。

携帯電話のコンポーネント製作

携帯キーボード 携帯電話でアプリを非ゲームアプリをクールに開発する上で、重要なのがコンポーネント製作です。NTTドコモのjavaプロファイルのDoJaでは、開発者は Panel, Canvas の二つから選ぶことができます。Panelの方はいくつかのコンポーネントがあらかじめ用意されていますが、かっこよくありません。その上、機種依存ときたもんだ(^^;その上、Panelはあらかじめ用意されているコンポーネントしか使えず、ちょっとアレンジしたい場合などには不向きです。
 一方、Canvasはその名のとおり、自由に描けるスケッチブックという感じです。その特性上、ゲーム開発者は当たり前のようにこちらを使います。フルブラウザなどの一部のリッチな非ゲームアプリは、ほとんどCanvasを使っていると思います。
 制作中のアプリも、Canvasを使っています。それは携帯電話であっても、可能な限りリッチなアプリを提供したいと、私たちが考えているからです。
それでは、しばしの別れ。
ゆーぼん

ご挨拶

開発者ブログを開設いたしました。少しずつ更新していきますので、みなさまよろしくお願いいたします。