2007年2月4日日曜日

エミュレータ

 携帯電話に代表される電子機器のエミュレータは必ずと言ってよいほど貧弱である。ソフトウェアの表面的な動作だけではなく、ハードウェアの詳細な癖まで本当の意味でエミュレートしてくれるものはないであろうか。コンシュマーゲーム機における開発であっても、初期の段階にはエミュレータが採用されている。コンシュマーゲーム機ならば作る対象が1つのデバイスに限られているので、まだましなのかもしれない。

 それに比べて携帯電話のエミュレータはなかなかきつい物がある。例えば通信速度、フレームの更新の早さ、スレッドの処理、ほとんどの処理が機種依存である。携帯電話の種類の豊富さからいくと、血のにじむような速度調整が必要になる。ただし、最近の携帯電話であればある程度のフレームレートがでるようにはなったので、いくつかましにはなったが・・・。それでも、バックライトをつけるシステム周りの命令だとかは、まだ統一されていないものが多い。こういったところが、開発の妨げとなっているのではないかと思う。せめて、もう少し統一してほしい。

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